C型慢性肝炎のインターフェロン治療後の長期予後より、炎症の持続と線維の増加に伴う病期の進展を阻止することが、発がんを抑制する上で大切なことが明らかになってきました。 Read more »
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強力ミノファーゲン
肝炎の治療
現在、全国の病院で使用されているC型肝炎の治療薬は、
の2種類に大きく分けられます。
肝庇護薬はインターフェロンと違い、肝炎ウイルスの持続感染を断ち切るような直接的な効果はなく、免疫調整作用を目的に投与されています。慢性肝炎や肝硬変では患者自体の免疫反応が大きな意味を持っているため、肝庇護療法は肝炎の補助療法として欠かせません。
さらに最近の研究により、肝庇護療法の新しい効果が発見されました。何種類かの肝保護薬を組み合わせてC型肝炎の最も重要な指標のALT(GPT)値を低く保って持続炎症を長期間抑えた場合、慢性肝炎から肝硬変への進展が抑制され、さらに発ガン率の大幅な抑制効果も明らかになったのです。
C型肝炎や慢性肝炎では命を落とすことはありません。しかし治療せずに放っておくと、やがて肝硬変を経て肝臓ガンになってしまいます。現在、国内では肝臓ガンと肝硬変を合わせて年間約4万5000人が死亡していますが、その約8割がC型肝炎からの移行です。
神奈川県立ガンセンターの研究報告によれば、手術を受けたC型の肝硬変や肝臓ガンの患者を3年間にわたり経過観察したところ、ALT(GPT)値が低かったグループではガンの再発率が14%だったのに対し、ALT(GPT)値が高かったグループでは再発率が実に75%にも達したことが分かりました。なお、研究では、ALT(GPT)を下げるために肝庇護薬が使われましたが、どれも単独では効き難いため、数種類の肝庇護薬を併用する方法でALT(GPT)を下げています。
この研究結果により、C型肝炎や肝硬変でもALT(GPT)を低く保てば肝臓ガンが予防できることが明らかになり、肝庇護療法の必要性が改めて認識されるようになりました。
日本でよく知られている肝庇護薬には強力ネオミノファーゲンC(SNMC)、ウルソ、小柴胡湯などがあります。しかし、これらは単独で使用した場合、ALT(GPT)を低く維持する効果は十分には得られないことが研究により明らかになっています。
ま た、この3種類の肝庇護薬には副作用の問題があり、特に小柴胡湯は間質性肺炎の恐れがあるためにインターフェロンの併用が禁忌という大きな制限がありま す。効果が高く汎用されている強力ネオミノファーゲンは静脈注射による投与であるため、治療を受ける患者の長期にわたる苦痛と負担は避けて通れません。
強力ネオミノファーゲンと同程度の効果を持ちながら経口使用できて、なおかつ副作用の問題がない新しい肝庇護薬が果たしてあるのか? その答えが天然の薬草である垂盆草にありました。
C型肝炎
C型肝炎に感染すると、発熱や倦怠感、食欲不振、嘔吐といった症状が現れます。血液検査ではAST(GOT)やALT(GPT)がぐっと高くなり、急性肝炎を引き起こすことが多いです。このうち約60~80%の方がALT(GPT)が高いまま、肝炎が慢性化すると見られています。このあと放置してしまうと、感染から20年で約6割の方が肝硬変、さらに進んでしまうと25年で肝臓ガンに移行すると見積もられています。 Read more »