アルコールの飲みすぎにより肝臓病がおこります。始めは脂肪肝から始まることも多く、飲みすぎれば誰にでも起こります。飲み続けているとアルコール性肝炎という病気になり、死亡することもあり得ます。さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入ります。ここまで来ると治るのが大変です。そうならないような飲み方、またアルコール性肝臓病の早期発見が大切です。 Read more »
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肝臓シグナルチェック
沈黙の臓器と言われる肝臓についての自己診断チェックです。
肝臓の病気として、脂肪肝やアルコールによる肝障害、そしてB型やC型といったウイルス性肝炎など完治するのが難しいと言われており、これらはみな、40歳以上に特に多い病気です。肝臓病は初期症状が出にくいため、気づいた時には進行しているケースも少なくありません。
しかし、日常生活に注意することで、予防や改善もできます。下の12項目のうち、より多く当てはまるほど、注意が必要です。
- 脂っこいものが食べられなくなった
- この頃へんにだるい、疲れやすい
- オナラが頻繁に出る
- 最近、物忘れが激しい
- 手の震えが目立つようになった
- 手のひらが妙に赤い
- ちょっとした傷でも血が止まらない
- 食欲がない、吐き気がする
- 右の脇腹が重苦しい
- やたらと皮膚がかゆくなる
- 白眼が黄色っぽくなる
- 便が白っぽくなる
いかがでしたか? これらは肝臓の病気由来の症状にも挙げられるものです。きっちりシグナルを感じ取って、後戻りできるうちに行動に移しませんか。
肝臓とは
「一番大切なこと」を指す言葉に「肝心かなめ」があります。
この言葉のように、肝臓は心臓と共に人間にとって、かけがえの無い大事な臓器です。肝臓は臓器の中で最も大きく、胃腸の上にどっしりと構えています。肝臓の働きは、
- 栄養素の代謝や貯蓄
- 毒素の分解、解毒
という二つの重要な役割を担っています。それはまるで「化学工場」のように一日中24時間フル回転して休むヒマもありません。
それもそのはずで、タンパク質などエネルギーの合成はもちろん、アルコールや私たちの身のまわりにある野菜や果物についている農薬、家で使っている洗剤、病院でもらうお薬、車や向上から出る排気ガスや汚染された空気に含まれる化学物質など、体内に絶えず入ってくる異物・毒物を分解し、浄化してくれているからなのです。
人間の臓器で最も大きい肝臓は大変タフにできています。たとえば、手術などで肝臓の半分が切り取られても、時間が経てば元の大きさに回復できます。つまり、肝臓は自力でダメージを回復させるほどの再生パワーを持っているのです。また、少し調子が悪くても痛みを伴うようなことはなく、黙々と我慢強く働き続けるため、「沈黙の臓器」とも呼ばれたりしています。
こんな頼もしい肝臓ですが、暴飲暴食など不健康な生活を送って酷使し続けているとダメージの回復が間に合わず、ついに力尽きて病気になってしまう場合があります。「からだはいつも通り健康だし、肝臓にも特に異変は感じないから自分は大丈夫だ」と思っていても、いざ病院の検査で肝臓病にかかっていることが判明する場合があります。
ちょっと気になる方は下の肝臓シグナルチェックで確認してみましょう!