Tag Archives: C型肝炎

垂盆草の体験談

垂盆草臨床データ(Qさん)

垂盆草臨床データ(Qさん)

今までALTは50~80の間を行ったり来たりでした。一進一退を繰り返すばかりで、いくら薬を飲んでもなかなか良くならないので最近では病院に通うことが億劫に感じていました。

垂盆草は中国の病院で今も使われていると聞いて興味を持ち、心配していた副作用も韓国では野菜として食べられていることを知って安心して飲み始めました。

錠剤タイプで嫌な臭いがなくとても飲み易く、1か月ほど経って検査をうけたところ初めてALTが正常値になっていました。

服用後から 1か月後 2か月後 3か月後 4か月後
数値 ALT(GPT) 56 25
AST(GOT) 39 23
γーGPT 17 18

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肝庇護療法

C型慢性肝炎インターフェロン治療後の長期予後より、炎症の持続と線維の増加に伴う病期の進展を阻止することが、発がんを抑制する上で大切なことが明らかになってきました。 Read more »

薬害肝炎(非加熱製剤)

旧ミドリ十字(現在の田辺三菱製薬、ウルソの製造元)が製造販売していた非加熱製剤の投与によるC型肝炎感染が大きな問題になり、いまでもその薬害に苦しんでいる方々が多くいます。事件の経緯や、裁判の経過などはここでは触れませんが、被告の田辺三菱製薬によるとこの製剤の推定投与数は約29万人で、その結果肝炎に感染した方は1万人を超えるとの見方を示しています。 Read more »

ウルソ

熊の胆

熊の胆

ウルソ(ウルソデオキシコール酸、UDCA)は、ヒト胆汁酸の一成分で和漢薬として古くから知られている熊の胆(右写真)の主成分で、内服投与する医薬品です。利胆作用の他に肝血流増加作用や肝細胞保護作用があると言われています。

1976年に帝京大学第1内科の山中氏らはウルソの慢性肝炎に対する治療効果を二重盲検法により検討し、ウルソがALT(GPT)を有意に(p<0.05)低下させることを明らかにしました。現在では、自己免疫性肝疾患である原発性胆汁性肝硬変や原発性胆管硬化症でもその有用性が確認され、種々の免疫調整作用も明らかにされています。千葉大学第1内科、東京大学消化器内科のグループでは、C型慢性肝炎にウルソを16週間連日投与して肝機能検査や胆汁酸代謝への効果を調べて、ウルソ投与群では対照群に比べて明らかにALT(GPT)、γ-GTPを低下改善させ、その作用機序として細胞傷害性の強いケノデオキシコール酸と細胞傷害性のないウルソが入れ替わることを明らかにしました。

ウルソ錠

ウルソ錠

ウルソの単独投与による肝発がん抑制についての報告はまだありませんが、強力ミノファーゲンなどとの多剤併用によるC型肝硬変での発がん抑制に効果があることは「C型肝硬変におけるALT(GPT)の年平均値の推移と肝発がんとの関係」の検証を通じて明らかになっています。ウルソ長期間投与でも殆ど副作用はなく、慢性肝炎や肝硬変の炎症の軽度の例では単独投与で、炎症の強い症例では強力ミノファーゲンなどとの多剤併用により、ALT(GPT)値の持続的な改善率を高める効果が期待され、長期的には肝がんの発生抑制につながるものと考えられています。

強力ミノファーゲン

強力ミノファーゲン

強力ミノファーゲン

グリチルリチンは甘草の主成分で、強力ミノファーゲンはグリチルリチン0.2%、アミノ酸のシステイン0.1%、グリシン2.0%を含む注射液です。

1977年、 Read more »

インターフェロン

ウイルス性肝炎を根治することができるものとして期待されているのが「インターフェロン」。免疫系に働き掛けて、肝炎ウイルスの増殖を抑えて破壊する効果があります。そのような働きから、ウイルス性肝炎の抗ウイルス薬として広く用いられています。

当初は生産量が少なく、しかもとても高価だったのですが、現在ではバイオの働きで培養細胞による大量生産によって供給されています。医薬品として承認された後はB型肝炎C型肝炎などのウイルス性肝炎の治療に用いられています。それでも、インターフェロン治療を受けるための医療費もまだまだ高額で、医療費の自己負担額は年間約80万円前後掛かるのが玉にキズです。

また、インターフェロンを用いた治療はとても効果的ではありますが、場合によって強い副作用を伴うこともあるため、すべての人に効果があるとは残念ながら言えないのが現状です。B型肝炎では約3割、C型肝炎では約5~6割ほどで、治療効果が期待できるとも言われます。

副作用としては、発熱、だるさ、疲労、頭痛、筋肉痛のほか、けいれんなどのインフルエンザ様症状、投与部位の紅斑、痛み、痒みが見られることが多いようです。まれに脱毛、蛋白尿、めまいや抑鬱もあります。たいていは数日で回復しますが、場合によっては間質性肺炎や抑鬱による自殺があります。また、小柴胡湯と併用すると間質性肺炎が起こりやすいので併用は絶対行ってはならないとされています。

C型肝炎

C型肝炎に感染すると、発熱や倦怠感、食欲不振、嘔吐といった症状が現れます。血液検査ではAST(GOT)ALT(GPT)がぐっと高くなり、急性肝炎を引き起こすことが多いです。このうち約60~80%の方がALT(GPT)が高いまま、肝炎が慢性化すると見られています。このあと放置してしまうと、感染から20年で約6割の方が肝硬変、さらに進んでしまうと25年で肝臓ガンに移行すると見積もられています。 Read more »

鉄・銅代謝異常

肝臓では、鉄や銅を適切な量だけ貯蔵する働きがあります。しかしながら、慢性肝炎になると進行とともに蓄積する鉄や銅の量が増えていく代謝異常が起こり、肝障害の度合いを強めてしまうことが多々あります。 Read more »

アルコール性肝炎

アルコールの飲みすぎにより肝臓病がおこります。始めは脂肪肝から始まることも多く、飲みすぎれば誰にでも起こります。飲み続けているとアルコール性肝炎という病気になり、死亡することもあり得ます。さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入ります。ここまで来ると治るのが大変です。そうならないような飲み方、またアルコール性肝臓病の早期発見が大切です。 Read more »

肝臓の病気

胃ガン・肺がんの年間死亡者数はそれぞれ5万人前後、肝ガンは3万人以上、肝硬変は1万人以上もあるそうです。このうち、肝ガンと肝硬変とを合わせた数は年間4万を超え、グラフのように肝硬変と肝がんによる死亡者数は他の主要ながんの死亡者数と比べても決して低い方ではないことがわかります。 Read more »