胃ガン・肺がんの年間死亡者数はそれぞれ5万人前後、肝ガンは3万人以上、肝硬変は1万人以上もあるそうです。このうち、肝ガンと肝硬変とを合わせた数は年間4万を超え、グラフのように肝硬変と肝がんによる死亡者数は他の主要ながんの死亡者数と比べても決して低い方ではないことがわかります。
その死亡原因の80%がC型肝炎によるもの(厚生労働省調べ)です。ということは逆に、C型肝炎に対する対策がわが国でさらに進めば、肝硬変死亡の予防にも効果が上がり、大きな死亡予防効果が期待できると考えられます。
肝臓の病気はさまざまありますが、ここでは肝炎などに関係する病気をご説明します。肝炎といってもさまざまな原因があり、それぞれ区別されて治療にあたることになります。
- ウイルス性肝炎(B型肝炎、C型肝炎など、薬害肝炎)
- アルコール性肝炎
- 脂肪肝および脂肪性肝炎
- 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)
- 薬物性肝障害(中毒性肝障害、薬剤性肝炎)
- 自己免疫性肝炎
- (鉄・銅)代謝異常
- 肝硬変
- 肝臓がん(肝細胞がんなど)
Leave a Comment