小柴胡湯

小柴胡湯(しょうさいことう)は、多年生草木のミシマサイコの根である柴胡やグリチルリチンを含む甘草など7種類の生薬の混合物からの抽出物で、生物活性物質である各種サポニンを含む和漢薬です。

1989年、鳥取大学第2内科の平山氏らによって、慢性肝炎を対象に和漢薬では初めて小柴胡湯の二重盲検試験が実施され、ALT(GPT)を有意に下げることが確認されました。その薬理作用としては、抗炎症作用とともに免疫賦活作用や線維化抑制作用が知られており、実験的肝発がん抑制効果も報告されています。

大阪市大第3内科グループでは肝硬変を対象に小柴胡湯による発がん抑制効果を調査、5年間にわたる超音波検査や腫瘍マーカーを中心とした定期的スクリーニングの結果、小柴胡湯投与群では対照群と比較して肝がん発生は少なく、小柴胡湯に発がん抑制効果のあることを明らかにしました。小柴胡湯は炎症とともに肝の線維化を抑えることにより慢性肝炎から肝硬変への進展を抑制し、さらには肝がんの発生を抑制しているものと推測されています。なお、C型慢性肝炎の小柴胡湯投与例では稀に間質性肺炎を起こす例が報告されており、特にインターフェロンとの併用は厳重に禁じられています

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【送料無料】肝宝垂盆草/270粒入/販売公式ショップ
価格:16,200円(税込、送料無料) (2023/11/15時点)


Leave a Comment


Spam Protection by WP-SpamFree