ALT(GPT)とは

ALT(GPT)に関連する病気の例

ALTは、正式にはアラニントランスアミナーゼ(Alanine transaminase)という酵素で、別名GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase、グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)ともいいます。

体の中ではほとんどの組織に分布していますが、大多数は肝細胞の中に集中しています。アミノ酸代謝やエネルギー代謝で働く酵素です。

いったん何らかの理由で肝細胞が破壊されると、ALT(GPT)が血液中に流出して血中濃度が上昇します。そのため、ALT(GPT)値は肝臓の病気の程度を推し量る指標として大切です。AST(GOT)よりも明確に肝臓での障害を反映するのでとても有効な指標ですが、AST(GOT)との比較によって想定しうる病気がことなってきますので、AST(GOT)、ALT(GPT)両方の観察を行わなければいけません。

ALT(GPT)の正常値はおおよそ5~35[IU/L]程度とされています。検査機関によっては上限を45[IU/L]とすることもあります。ウイルス性肝炎薬物性肝炎肝硬変肝臓がんなどで、ALT(GPT)が高い値を示すようになります。

医療関係者の間で大きな広がりを見せているのが、C型肝炎患者のALT(GPT)値を抑えて最終段階の肝臓ガンにまで発展させない「肝庇護療法(肝保護療法)」です。国内の多くの施設でも実施されており、大きな効果を上げています。神奈川県立ガンセンターの多羅尾院長(当時)の発表によれば、ALT(GPT)値を80[IU/L]以下に保って半数以上の患者の肝炎を抑えることで、肝臓の病気の進行を遅らせることができると言われています。日本肝臓学会の白書でも、その重要性が記されています。

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