C型肝炎

C型肝炎に感染すると、発熱や倦怠感、食欲不振、嘔吐といった症状が現れます。血液検査ではAST(GOT)ALT(GPT)がぐっと高くなり、急性肝炎を引き起こすことが多いです。このうち約60~80%の方がALT(GPT)が高いまま、肝炎が慢性化すると見られています。このあと放置してしまうと、感染から20年で約6割の方が肝硬変、さらに進んでしまうと25年で肝臓ガンに移行すると見積もられています。

統計によれば、先進7か国の中でも日本の肝臓ガン死亡率は最も高頻度だと言われています。日本の肝臓ガンの年間死亡者数は3万人以上いて、胃ガン、肺ガンに次ぎ、3番目に多い結果が出ています。日本の肝臓ガンの特徴は男性に圧倒的に多く、かつ死亡年齢が若いことです。このことは社会的にも大きな損失であると言えます。

日本の肝臓ガンで最も多いのはC型、B型の肝炎ウィルスが持続感染することによりできる慢性肝炎や肝硬変を母地として発生するタイプのものです。特にC型肝炎から肝臓ガンになる場合、そのほとんどは肝硬変が基礎となります。B型肝炎から発生する肝臓ガンは45~55歳の男性に多く発生するのに対して、C型肝炎から発生する肝臓ガンは60~70歳の年代が圧倒的に多いと言われています。

また、WHO(世界保健機関)の資料によると、肝臓がん(肝細胞癌)の7割以上がC型肝炎に由来するものとされています。この傾向は日本にも当てはまり、実際にC型肝炎が原因の肝臓ガンがもっとも多いことがわかっています。

C型肝炎の治療薬でもっとも有効だと言われているのが抗ウイルス薬の「インターフェロン(IFN)」です。インターフェロンは欧米で開発された治療薬で、日本でもよく臨床使用されていますが、その有効率は決して満足のいくものではありません。インターフェロン単独では有効率は30%に過ぎず、リバビリンを併用する最新の治療法でも50%程度にとどまっています。

有効率が不十分な点に加え、インターフェロンは静脈注射であるため、患者は週に2~3回以上病院に通って点滴を受け続けなけれなりません。また、投与された時には発熱や頭痛、不眠、脱毛などさまざまな副作用を伴う問題があります。以前に比べてインターフェロン治療には保険の適応が可能になりましたが、治療に伴う患者の負担はまだまだ大きいものです。

このように治療困難な状態の中で、他になす術がない肝炎患者は全国に多くいます。高額な治療費と重い副作用に苦しみながら、C型肝炎患者は闘病生活を続けています。

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