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垂盆草とウコン、田七の比較実験資料

垂盆草・田七・ウコンの肝臓内のトランスアミナーゼに対する薬理比較の総括

胡軍 中国薬科大学

【摘要】
本文は田七ウコン垂盆草エキスのCCL4(四塩化炭素)起因によるラット急性肝臓損傷に対する保護作用の実験を行い比較したものである。結果は、田七には服用量が多く、治療効果が極めて緩慢であるなどの欠点がある。ウコンは少量服用すると酵素低下作用があるが、多量服用するとかえって酵素が上昇する傾向にある。一方、垂盆草はCCL4起因によるラット急性肝臓損傷に対して顕著な保護作用があり、かつ血清中のALTASTレベルを低下させ、病理組織学研究においても顕著な改善作用が見られたのである。

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垂盆草エキスのCCL4起因によるマウス肝損傷に対する保護作用

垂盆草エキスのCCL4起因によるマウス肝損傷に対する保護作用

張岫美、王菊英、婁海燕、劉慧青
山東大学医学院薬理学研究所 山東省済南市文化西路44号 250012

【摘要】

当実験では垂盆草エキスのCCL4(四塩化炭素)起因によるマウス急性肝損傷に対する保護作用を研究した。結果は、垂盆草エキスのCCL4起因によるマウス急性肝損傷に対して保護作用があり、血清ALT、ASTレベルを低下させた。また病理組織学研究においても顕著な改善作用があったことが証明された。

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垂盆草の体験談

垂盆草臨床データ(Qさん)

垂盆草臨床データ(Qさん)

今までALTは50~80の間を行ったり来たりでした。一進一退を繰り返すばかりで、いくら薬を飲んでもなかなか良くならないので最近では病院に通うことが億劫に感じていました。

垂盆草は中国の病院で今も使われていると聞いて興味を持ち、心配していた副作用も韓国では野菜として食べられていることを知って安心して飲み始めました。

錠剤タイプで嫌な臭いがなくとても飲み易く、1か月ほど経って検査をうけたところ初めてALTが正常値になっていました。

服用後から 1か月後 2か月後 3か月後 4か月後
数値 ALT(GPT) 56 25
AST(GOT) 39 23
γーGPT 17 18

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垂盆草とウコン・田七との比較

日本でよく知られている肝臓に良い食品にはウコン田七などがあります。ウコンのクルクミン、田七のサポニンが有効成分となって肝臓に胆汁排泄促進作用や血流改善作用などを促すと言われています。しかし、最新の研究結果により、ALT(GPT)低下作用に関しては垂盆草のほうがウコンや田七よりも高いことがわかりました。

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肝庇護療法

C型慢性肝炎インターフェロン治療後の長期予後より、炎症の持続と線維の増加に伴う病期の進展を阻止することが、発がんを抑制する上で大切なことが明らかになってきました。 Read more »

ウルソ

熊の胆

熊の胆

ウルソ(ウルソデオキシコール酸、UDCA)は、ヒト胆汁酸の一成分で和漢薬として古くから知られている熊の胆(右写真)の主成分で、内服投与する医薬品です。利胆作用の他に肝血流増加作用や肝細胞保護作用があると言われています。

1976年に帝京大学第1内科の山中氏らはウルソの慢性肝炎に対する治療効果を二重盲検法により検討し、ウルソがALT(GPT)を有意に(p<0.05)低下させることを明らかにしました。現在では、自己免疫性肝疾患である原発性胆汁性肝硬変や原発性胆管硬化症でもその有用性が確認され、種々の免疫調整作用も明らかにされています。千葉大学第1内科、東京大学消化器内科のグループでは、C型慢性肝炎にウルソを16週間連日投与して肝機能検査や胆汁酸代謝への効果を調べて、ウルソ投与群では対照群に比べて明らかにALT(GPT)、γ-GTPを低下改善させ、その作用機序として細胞傷害性の強いケノデオキシコール酸と細胞傷害性のないウルソが入れ替わることを明らかにしました。

ウルソ錠

ウルソ錠

ウルソの単独投与による肝発がん抑制についての報告はまだありませんが、強力ミノファーゲンなどとの多剤併用によるC型肝硬変での発がん抑制に効果があることは「C型肝硬変におけるALT(GPT)の年平均値の推移と肝発がんとの関係」の検証を通じて明らかになっています。ウルソ長期間投与でも殆ど副作用はなく、慢性肝炎や肝硬変の炎症の軽度の例では単独投与で、炎症の強い症例では強力ミノファーゲンなどとの多剤併用により、ALT(GPT)値の持続的な改善率を高める効果が期待され、長期的には肝がんの発生抑制につながるものと考えられています。

鉄・銅代謝異常

肝臓では、鉄や銅を適切な量だけ貯蔵する働きがあります。しかしながら、慢性肝炎になると進行とともに蓄積する鉄や銅の量が増えていく代謝異常が起こり、肝障害の度合いを強めてしまうことが多々あります。 Read more »

自己免疫性肝炎

自己免疫性肝炎は、自己免疫反応に関係した肝障害とされています。肝炎ウイルス感染や薬物などによらない免疫異常が肝炎を引き起こしていると考えられていますが、原因はまだはっきりしていません。本来自分の身を守るはずの免疫が、肝臓の細胞を攻撃するようになることで炎症を引き起こしています。どうしたら自己免疫性肝炎にかかるのかも分かっていません。 Read more »

アルコール性肝炎

アルコールの飲みすぎにより肝臓病がおこります。始めは脂肪肝から始まることも多く、飲みすぎれば誰にでも起こります。飲み続けているとアルコール性肝炎という病気になり、死亡することもあり得ます。さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入ります。ここまで来ると治るのが大変です。そうならないような飲み方、またアルコール性肝臓病の早期発見が大切です。 Read more »

ALT(GPT)とは

ALT(GPT)に関連する病気の例

ALTは、正式にはアラニントランスアミナーゼ(Alanine transaminase)という酵素で、別名GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase、グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)ともいいます。 Read more »