Tag Archives: 肝硬変

肝庇護療法

C型慢性肝炎インターフェロン治療後の長期予後より、炎症の持続と線維の増加に伴う病期の進展を阻止することが、発がんを抑制する上で大切なことが明らかになってきました。 Read more »

薬害肝炎(非加熱製剤)

旧ミドリ十字(現在の田辺三菱製薬、ウルソの製造元)が製造販売していた非加熱製剤の投与によるC型肝炎感染が大きな問題になり、いまでもその薬害に苦しんでいる方々が多くいます。事件の経緯や、裁判の経過などはここでは触れませんが、被告の田辺三菱製薬によるとこの製剤の推定投与数は約29万人で、その結果肝炎に感染した方は1万人を超えるとの見方を示しています。 Read more »

田七人参

田七人参

田七人参

田七人参は、中国では古来より「肝臓や心臓の守り神」として、王侯貴族の間で薬善料理等で食されていたウコギ科の植物です。三七人参、三七、田七等とも呼ばれ、古くから「金不換」(金では買えないもの)といわれるほど、数多い生薬の中でも最高級の秘薬とされてきました。現在でも田七人参が生薬として多く用いられており、薬善料理のスパイスとして日常的に食されています。 Read more »

C型肝炎

C型肝炎に感染すると、発熱や倦怠感、食欲不振、嘔吐といった症状が現れます。血液検査ではAST(GOT)ALT(GPT)がぐっと高くなり、急性肝炎を引き起こすことが多いです。このうち約60~80%の方がALT(GPT)が高いまま、肝炎が慢性化すると見られています。このあと放置してしまうと、感染から20年で約6割の方が肝硬変、さらに進んでしまうと25年で肝臓ガンに移行すると見積もられています。 Read more »

B型肝炎

B型肝炎は、感染しても多くの場合は無症状のままですが、約20~30%の人が急性肝炎を発症し、ごくまれに劇症肝炎化します。日本ではB型肝炎ウイルス保持者は、150万人程度といわれています。そのうち約1割が肝炎を発症して慢性肝炎に進行しています。成人の場合、初感染の多くは免疫のちからでウイルスを排除して一過性の感染で済むことが多いのですが、成人のキャリア化も増えているそうです。 Read more »

鉄・銅代謝異常

肝臓では、鉄や銅を適切な量だけ貯蔵する働きがあります。しかしながら、慢性肝炎になると進行とともに蓄積する鉄や銅の量が増えていく代謝異常が起こり、肝障害の度合いを強めてしまうことが多々あります。 Read more »

自己免疫性肝炎

自己免疫性肝炎は、自己免疫反応に関係した肝障害とされています。肝炎ウイルス感染や薬物などによらない免疫異常が肝炎を引き起こしていると考えられていますが、原因はまだはっきりしていません。本来自分の身を守るはずの免疫が、肝臓の細胞を攻撃するようになることで炎症を引き起こしています。どうしたら自己免疫性肝炎にかかるのかも分かっていません。 Read more »

脂肪肝/脂肪性肝炎

脂肪肝

脂肪肝 (右下は正常な肝臓の色)

脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積した状態で、検診で引っかかる肝機能異常の大半はこれだと言われています。脂肪肝という名の独立した疾病ではありませんが、多くの原因から引き起こされる肝臓の脂肪変性とされています。ちなみに、フランス料理で有名なフォアグラは、人工的に脂肪肝を造ったものです。 Read more »

アルコール性肝炎

アルコールの飲みすぎにより肝臓病がおこります。始めは脂肪肝から始まることも多く、飲みすぎれば誰にでも起こります。飲み続けているとアルコール性肝炎という病気になり、死亡することもあり得ます。さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入ります。ここまで来ると治るのが大変です。そうならないような飲み方、またアルコール性肝臓病の早期発見が大切です。 Read more »

肝臓の病気

胃ガン・肺がんの年間死亡者数はそれぞれ5万人前後、肝ガンは3万人以上、肝硬変は1万人以上もあるそうです。このうち、肝ガンと肝硬変とを合わせた数は年間4万を超え、グラフのように肝硬変と肝がんによる死亡者数は他の主要ながんの死亡者数と比べても決して低い方ではないことがわかります。 Read more »