垂盆草をとってはいけない人はいますか?また、副作用など安全性は大丈夫ですか?
垂盆草は韓国でおひたしや和え物で食べられているくらいですから、誰でもとることができます。もちろん副作用もありません。ただ、空腹時にとるとまれに軽いむかつきや胃腸の不快感を起こすことがあるので、食後にとるのがベターでしょう。
C型肝炎は治るのですか?
垂盆草はC型肝炎のウイルスを消滅させるものではありませんが、ALT(GPT)を下げることで、肝炎の進行を大幅に遅らせることができます。現在ある治療法の中では極めて有効的だと言えます。
一般的に、ALT(GPT)を下げれば、肝硬変などになる心配はありませんか?
C型肝炎に感染していても、ALT(GPT)を基準値の1.5倍以下、つまり60[IU/L]以下に保てば、肝硬変へ進むリスクを大幅に下げることができます。垂盆草は医薬品ではないので100%ではありません(医薬品でも100%はありません)が、約7割の方でALT(GPT)値の改善が期待できるとされています。垂盆草によるALT(GPT)値の改善はあくまで炎症の沈静化を指し、組織の修復を意味しません。組織が修復されるには継続的な炎症の沈静化が必要で、継続期間は病状次第で6か月から1年の場合が多いです。
どのくらい飲めばALT(GPT)が下がってきますか?
これまでの臨床例を参考にすると、早い人で1~2か月、70~90%の確率でALT(GPT)が下がってきます。たとえ2か月で改善が見られない場合でも、最低でも3か月は続けた方がよいと思います。
ALT(GPT)が下がった後、AST(GOT)も半年ほどかけて下がってきます。ただ、症状が重い人ほどAST(GOT)の低下は遅くなる傾向にあります。アルコール性肝炎などでγ-GTPが高い場合は、1~2か月で下がってくるケースが多いです。
効果的な飲み方は?
垂盆草は医薬品ではないので、特に気をつけることはありません。植物が原料ですから既存の肝臓病治療薬(医師による処方箋など)や健康食品と併用でき、より良い相乗効果が得られます。ただ、アガリクスや霊芝などは垂盆草のALT(GPT)低下作用が薄まるため、避けることをおすすめします。
一度下がったALT(GPT)は再上昇することがありますか?
服用を急に中止すると、ALT(GPT)が元に戻ってしまうリバウンド現象が起きる場合があるので注意が必要です。止める時は少しずつ飲む量を減らしてから止めてください。例えリバウンドしても、服用を再開すれば数値は再び下がります。短期間の使用でALT(GPT)が良くなっても、AST(GOT)などその他の肝機能項目が総合的によくなるまで継続使用した方がよいでしょう。
使用上の注意はありますか?
治療薬を併用してALT(GPT)が良くなっても、AST(GOT)なども良くなるまで最低3か月以上は続けてください。止める時は急に止めずに、少しずつ飲む量を減らしてから止めてください。リバウンドには再使用が有効です。必ず食事と共にお飲みください。霊芝やアガリクス等は併用しないでください。
垂盆草はどういう症状に最も役立つのでしょうか?
ALT(GPT)が高い人、100[IU/L]前後やそれ以上の人(肝硬変にまで進んでいない人)に適しています。もちろんALT(GPT)が50~60[IU/L]くらいの人でも、数値をコントロールする上で使用することができます。個人差により効果が判るまで2~3か月間かかる場合もありますが、じっくり効いてきます。
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